猫的解釈 kawasakinarai’s blog

猫のように好きなことを自由な解釈で

猫踏んじゃったというミステリアスな歌の謎に迫る

どうも。川崎ナライです。

 

本ブログに登場する猫のマロスは、筆者の飼っているサビ猫がモデルです。

 

一方、キジトラのミュン。実はもうこの世におりません。m(_ _)m

なので、そのうち頭の上に輪っかをつけようか真剣に悩んでおります。

 

先日、マロスが布団の中に潜り込んでいることを知らずに危うく踏み潰してしまうところだった。「ニャァッ!!」と言って。よほどびっくりしたようで尻尾を太くして逃げて行った。

幸い今まで猫を踏んでしまったことは一度もないが、通路で平気で寝そべっているのでヒヤッとすることは何度かあった。

猫踏んじゃった」そんなとき決まってこの歌を思い出す。

 

猫踏んじゃったは恐怖の歌??

ふぅーーっあぶねーあぶねー。主に踏み殺されるところだったにゃ。

人間は誤って猫を踏んでしまうほど愚鈍な生き物だ。せいぜい気を付けるこったな。

オレたち猫は超スピードで走りながらも、地面をよく見て判断しながら行動するからな。人間は寝そべってる俺に気づかず踏んづけちまうほど間抜けな動物なんだな。

ところでマロスは猫踏んじゃったという歌をしってるか?

知ってるけど。猫にとってはなんとも恐ろしい曲名だな。

この歌は作曲者不明ながらも世界中でいろんな歌詞で歌われているんだ。日本の歌詞は坂田寛夫さんという小説家が作詞したのは有名な話。

どんな歌詞だっけ?そういえばサビ以外知ってる人っていないよね。

「おそらへとんじゃった」とか「ふわりふわりくものうえ」とか「グッバイグッバイ」というような。

ざわ…ざわ…

 

この曲はいつどこからきたのか

猫踏んじゃったはいつどこから来た曲なのか?推察してみよう。

まず、日本オリジナル曲ではない。アメリカ、フランスでも弾かれていたという話なので、かなり国際的な曲であることがわかる。

ふむふむ。

そして、戦前生まれの日本人には馴染みがなかったことから、おそらく戦後に輸入されたもので、猫踏んじゃったと言っているあたり、言い回しからして関東であるのは間違いないだろう。

もし関西なら「猫踏んでもーたわ」になるわけだ。

 

作曲者アントン・ルビンシュタイン説

「ごんべの雑学村」というサイトにこんな情報があった。この曲の作曲者がアントン・ルビンシュタインであるという説を紹介している。その根拠がこれ↓↓↓

 

「彼がリストと並ぶ腕前の持ち主で、この曲がきわめて技巧的である事、彼が演奏旅行に出かけた先々にこの曲が伝わっている事、更に彼がピアノ教育に熱心であった事」 

 

・・・素人でもすぐに弾けるようになる曲の何処が技巧的といえるのだろうか?「彼が演奏旅行に出かけた先々にこの曲が伝わっている」 というが、そもそも日本に来たという記録はない。 

アントン・ルビンシュタインの代表曲を調べてみる・・・「天使の夢」、 「ヘ調のメロディー」・・・まったく知りません 。こんな知る人ぞ知るレベルの曲を挙げるくらいならまず「猫踏んじゃった」でしょう。

というわけで、この説も甚だ疑問が残る。

 

どのようにして作られ、誰が何のために広めたのかは、公式の記録では知ることのできない世界である。まさにミステリーであり、音楽界の都市伝説である。